ピーリング石鹸に使われている、AHAはαヒドロキシ酸の略称で、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸などがAHAに分類されています。AHAは果物に含まれるのでフルーツ酸とも呼ばれています。実際にはフルーツ酸という酸はなく、総称であることはあまり知られていません。
多くの場合ピーリング効果が期待できるのがグリコール酸です。数あるピーリング石鹸の種類の中でも多くが採用しています。
ピーリングの種類ごとに酸の強さを並べると、
の順になります。
⇒AHAの詳しい情報は『AHAとは』を御覧ください。
サリチル酸がBHAに分類されます。油性の酸で、皮脂の詰まった毛穴にも有効に使えます。肌荒れしにくいというメリットもあり、最近では医療ピーリングでBHAを使用するところも出てきています。
ただし日本では薬事法によって化粧品にBHAは0.2%しか配合できないので、ピーリング石鹸としてのBHAの恩恵はほぼないといってもよいでしょう。BHAは最低でも5%以上は必要とされています。
5%のドクターサニーのピーリング石鹸から、1%のアイナソープ100まで、そのレベルはいろいろあります。
肌が弱い方はアイナソープ100を使ってみてください。最近では敏感肌用に低酸性の新しいピーリング石鹸が各ブランドより発売されているので、そこから試すのがベターです。
敏感肌から脂性肌の方まで、肌別のピーリング石鹸の選び方と使い方はこらちで詳しく解説しています。
⇒『肌別のピーリング石鹸の使い方』
洗顔以外にも、グリコール酸が強いものはボディケアとしても使えます。腕や脚、おしりにも手軽に使えてスベスベのツルツルお肌になりますよ。
ボディに使うときも、タオルでゴシゴシ洗わず、泡だけで体を洗うようにしましょう。